久しぶりの秋キャンプ、さすがに祝日は混んでいる。この時期のキャンパーはみんな強者で秋キャンプの良さを知っている。マナーの悪い人たちがいないのが嬉しい。
炭がおきたら、まずは定番の鳥と豚の焼き鳥。その後、イカ焼き、和牛サーロインなどここで焼く、どんどん焼けて楽しい。十数年前、旦那の転勤で東京から来ていた友達夫婦と島牧の海の前で、途中安く分けて貰った殻付きのウニと蝦夷アワビなどを同じように炭焼きにした。感動していた。またやりたいと言っていたが時が過ぎれば、なかなか同じようなことは出来ないものだ。
キャンプは楽しい事ばかりでは無い。それなりに自然の厳しさを教えてくれた。容赦のない雨、低いところに居るとどんどん水が溜まる。何回もテントが浸水した。水の流れを考えてテントを設置しなければならない。なるほど住宅地も同じだと感心する。強風、これも怖い。タープとテントが飛ばされるかと夜も眠れなかった。一番凍り付いたのは、寝ているテントの横で野生動物が吠えた時だ。
夜は寒い、みんな焚火じゃんじゃん燃やしている。真冬のダウンは必需品、ジッパーを引き上げて眠る。朝、快晴、陽が上がるのと同時にみんな動き出す。みんな元気に朝ごはんの仕度を始める。陽が昇るのと同時に起きだし陽が沈むと今日の仕事が終わる。昔の祖父母を思い出す。
キャンプを始めたのは、うちに金色の仔犬が来たのがきっかけだった。おいて旅行など行けなかったのでレジャーは必然的にキャンプになった。いつも一緒だった。今年はかなわなかった。虹の橋の向こうで元気に走り回っていることを願う。