ソファーに顔をこすりつけて気持ちよさそうにしている。うちの犬だ。
身体半分のり上げているので、上がれるように「ほれっ!ほれっ!」と少し追っ付けてあげる。
丸くなりくつろいでいるが、いつものポーズだ。
「なぁんだ! 夢だったんだ。 よかったぁ!」
ほんのつかの間、夢を見ていた。 悲しい夢だった。 「夢の中では、もうすでに、死んでいたんだ。」
金色の毛が、ふわふわしている。 シャンプーとリンスの良い匂いがしてきそうだ。
いつもの様に、 その頭とお腹を撫でながら話しかける。
「あと、、どのくらい生きられるかねぇ?・・・」
そこでパッ!と目が覚めた。 夢だった・・・ 今月の5日で一年が経った。